高校範囲の物理の復習のポイント

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高校範囲の物理の復習のポイント

大学へ入学した後、大学生としての物理の勉強がいよいよスタートしますが、このときには高校で習った範囲の物理はわかっているものとして授業が進んでいきます。
高校の範囲で少し不明なところがあれば、授業についていけなくなることがあるため、高校の範囲は復習しておくことが大事です。

ポイントは、高校で習うことを、広く浅く、一通りは理解しておくことです。
高校で習った物理学の範囲で、大学生になってからあまり使わないものは、ほとんどありません。
むしろ高校の範囲は、広く浅く、物理学の入門として基礎的なことをやっているため、重要なものとそうでないものとがあるわけではなく、すべてを一通り理解しておくのが望ましいですね。

とはいえ、すべての人が、高校で習ったことを本当にすべてやり直す必要はありません。
特に高校の選択授業で物理を取っており、入試の選択科目でも物理を選択した人なら、ある程度のことは覚えているでしょう。
このときは自分がよくわかっていない部分だけを復習すればOKです。
まずは高校の内容をおさらいできる参考書を用意しましょう。
それをざっと見て、よくわかっている部分は軽く見て思い出すだけでOKです。
また、問題集がついているなら、何も見ずにどんどん解いていってください。
それでできなかった問題だけを復習していくと、高校の物理を復習できたことになります。

このように高校の物理の復習のポイントは、忘れていることや、当時からよくわかっていなかった部分に絞っておさらいするのがおすすめですが、基本的に物理があまり得意でなく、ほとんど自信がない人もいますね。
たとえば大学の専攻が生物系になるなど、物理そのものが専門でない場合など、物理はそこまで得意でない人も多いでしょう。
このときも大学では物理の授業が必要になり、必修となることも多いです。
このときは高校の物理の復習もしっかりやりたいですね。
基本的な復習のポイントは同じで、高校の範囲を広く浅く、もれなくカバーするため、できていない部分を集中的にやり直してください。

ただし、特定の分野だけでなく、基本的に物理自体を苦手とするなら、高校の物理の範囲をもれなくカバーしており、なおかつポイントをやさしく解説している参考書を何度もやり直すのがコツとなるでしょう。
これを繰り返すことで、高校のときの物理の範囲をもれなく復習できたことになります。
このようにして物理の入門知識をしっかり学びなおすと、大学生になったあとの物理もしっかり理解できるようになります。