大学での勉強方法まとめ
大学生として物理を学んでいくとき、結局どのような勉強法をするといいのでしょうか?
理想を言えば、まずは高校までの物理を一通り理解しておき、その上で大学の物理学や、それで必要な数学の知識を学んでいくことが大事です。
しかし実際には、高校から物理が苦手でよくわからなかったり、大学で習う部分でつまづいたり、理解できないところが多くてやる気がなくなったりすることも多いでしょう。
そのようなことも起こりがちな大学生の物理でおすすめの勉強法は、まずは全体像をつかみつつ、詳細な部分を学んでいくという勉強法です。
少しくらいわからないところがあっても、まずは気にしないでください。
大学で習う物理学は非常に高度ですから、一度習った時点で、一発で理解できることばかりではありません。
そのような内容も、何度も繰り返しやっているうちにわかっていけばOKですから、まずは物理学の全体について、広く浅く理解していきましょう。
そのためにも、大学の授業のほか、自宅でも参考書等を使い、物理学の全体像を理解してくように、自習することをおすすめします。
まずは参考書選びです。
大学生だから難解な本を読めないといけないことはありません。
むしろやさしい本を読めないと、上級者向きの本は読めません。
自分のレベルにあった本を選び、ひたすら内容を理解していってください。
そしてこのときのコツとして、まずは最初から最後まで、ざっと目を通すことが大事です。
問題も1問ずつじっくりやるのは後に回し、まずは全体をさっと解きます。
どうしてもわからないところは飛ばしてもOKです。
そうしてまずは関連するテーマについて全体像を理解していき、また最初に戻って、できなかったところをもう1度やります。
最後まで終わったら、また最初に戻り、2回目でもできなかったところをもう1度やります。
このようにその分野の物理学について、全体の理解を優先しつつ、少しずつできなかったところを攻略していくと、効率もいいですし、最初にわからなかったところが後でわかるようになることも多いです。
また、大学でやる物理学があまりにもわからないときは、高校レベルの物理がわかっていないか、もしくは数学でわからないところがあるかのどちらかの可能性が高いです。
このときは一度勉強のレベルを落とし、高校レベルの物理や、数学の勉強に切り替えましょう。
方法は先ほどと同じで、全体の理解を優先しつつ、少しずつわからないところをつぶしていけばOKです。
これを繰り返すことで、大学生の物理学でも理解しやすくなります。